今年の天候ほど雨が多い日はありません。最近夫が口癖にように言うのは「俺の人生でこんなに雨の降った年はない」。いいかげんうんざりして聞いている私ですが、何よりも困るのは野菜が信じられないくらい高騰していることです。
我が家では健康を踏まえて、特にがん予防にいいと言われるキャベツは必需品となっています。生でカットしてドレッシングをかけたり、マヨネーズをかけたりする他に鍋で使ったり、焼きそば、みそ汁等々使えるものにはたいてい入れるようにしています。この間キャベツの芯を糠漬けにしたら結構いけました。使えるものは何でも使わなくちゃ。
そのキャベツでさえ安い時は100円程度で買えたものがなんと250円です。もう開いた口がふさがりません。最近は大根なんかも同じ程度の金額で売っています。これじゃ今年の冬はおでんも食べられないかも、と夫が不安そうに私を見たりします。フルーツも同じで、バナナ以外はリンゴやなし、桃など軒並み高くて手がでません。この間見切り品コーナーにあったリンゴを買ったら安い、まずいで懲りました。
世の中は一億総活躍社会などと叫んだりしているけれど、活躍するにはまずはご飯を食べて、おかずをたべなきゃダメでしょ?と私は言いたいです。
こうなるとやっぱり家庭菜園みたいなものを本格的にやらなきゃ、と最近本気で思うようになりました。
家の前に近所のおばちゃんがやっている畑があります。窓を開ければ畑が見える、みたいなロケーションですから、どんな野菜を育てているのかがわかり、その生育を確認するのも結構楽しみでもあります。その畑のほんの一部を借りられることはできないかしら、と本気で思っています。私は夫と二人暮らしだから、二人が食べられるだけの分量があれば良しなので、これはいいかもしれません。知恵を使い、お金を使わず。我が家の家訓ともいえるこの文言をこれからも守れるよう、私なりにがんばって生きていけるように。